6月26日 乱打戦
「百貨店のトップは今、何を考えているんですか?このまま売上ジリ貧で手をこまねいているだけですか?」
だいぶ前だけどオレの直球勝負の問いにちょっとひるみながらその方は答えた。
「らぴ君、百貨店の幹部の大多数は自分の任期の間だけなんとかしのげればいいと思ってるんだよ。しょせんはサラリーマンだ。」
問いのお相手は対百貨店取引で鳴らしたメーカーのトップ
「重鎮」「コワモテ」と呼ばれて気に食わない百貨店のフロア長クラスなら地方に飛ばすくらいの政治力を持った方だった。
アパレルのトップなんて社長→会長で任期20年なんてワンマンオーナーザラだから百貨店の店長が課長クラスだった頃からの付き合いってのが多い
「オレが引退したら百貨店の悪行、本に書いて出版するんだ」なんて公言しながらも、かっては好調だった百貨店業態に乗りながら自社の業績を伸ばしてた方
普段の辛口も愛してやまない百貨店だからこそだった
10兆円産業と呼ばれた百貨店業界もいつしか6兆円
その過程、実は年度にしたらわずか2〜3%の落込みに過ぎないけどそれが20年も続けゃ売上半減するわね
いわく「天候不順」
いわく「今年は曜日の並びが悪くて」
いわく「近くにSCが出店して」
その時々のトップ、落ち込み幅わずかだから様々な言い訳しながら任期務めて退職金もらってヤレヤレ
過去、百貨店トップで退職後の業界の在り方なんて考えてる人いたんだろうか
自分の周りじゃ「百貨店の神様」と呼ばれた山中さんくらいしか知らない
ブログ書かなかったこの半月、本当にがっかりすることだらけだった
ルミネと流通2強の伊勢丹がセール開催2週間遅らせた
でも内実、「優待」と呼ばれる顧客セールは公認
いわく「顧客優待は販促のひとつ」
「セール」って言葉はダメで「スペシャルプライス」はいいとか呆れるばかり
大手T百貨店は早くも7月セールの不振見越して我々アパレルに「8月対策考えろ」とご丁寧に文章でご通達くださった
対策なんて自分で考えりゃいいと思うけどw
地方の伊勢丹出資の百貨店に電話して聞いた答えが笑わせてくれた
「セール開始日ですか?まだ日にちわからないんですけど。13日からです。」
取り敢えず7月1日開始、5日開始、6日開始、12日開始、13日開始らしいです。毎日みたいにスタートするんでワクワクします。