2月29日 大一大万大吉
新潟の夜は吟醸吉乃川
新幹線の帰京車中もほろ酔い気分で書いてます
週はじめから雪なお深い日本海側出張
3月はアパレルメーカーにとって最も大事な秋物展示会シーズン
2月末はいっせいに営業が出張に出て新規取引先探す時期でもあるわけで
出張出てもまあ同業の営業と出くわすこと
雪と寒さで春物立ち上がりは全滅
新規取引先入ったって商談盛り上がるワケもない
お店入るなりショップの女性オーナー、らぴの顔見るなり「客も来ないのにまた新規メーカーの飛び込みか」って露骨にイヤな態度w
こりゃダメだなって一目で感じるくらい 不機嫌な様子がありありで
そういう時はダラダラ商談してもかえって逆効果だから展示会の案内状だけ渡して帰ろうって思って
ふとレジの上にある小さな掛け軸みたら「大一大万大吉」の文字がw
「あれっ?石田三成」らぴさんボソッと独り言
とたんにオーナーの顔色変わって
「あなたすごい!なんで大一大万大吉知ってるの?」
「そりゃ知ってますよ有名だから。それにオレ、石田三成派だし」
武運なく徳川家康率いる東軍に負けたあげくチャンチャンコみたいなの着せられて京都中を引き回しされてさらし者にされたあげく屈辱の切腹
徳川家康の「石田憎し」は尋常なものじゃなく、江戸時代石田三成の話題はタブーだったはず
石田三成の人望の無さで西軍裏切り続出、そのせいで負けたとか後世言われたけどそりゃ徳川勝ち組怖さでの後付けの話
豊臣秀吉が抜擢するくらいの能力ある石田三成、領地だった近江じゃ年貢も低くて人望厚く名奉行の評価だった
そんな話をその女性オーナーに話したら 唸ったね
「そんな詳しい話を出来るアパレル営業はじめて会った。」
聞けば風水に凝っていて今年は「大一大万大吉」なんだと
一人は万人の為に、万人は一人の為に、とかの意味もあるし末永く繁栄するって意味でもある
そんな話を解説してあげたらオーナー感激して「あなたすごい、すごい」を連発
まあね
結果は見えていてらぴんち、新規取引OKになりました(笑)
ちなみに関ヶ原の時、石田三成と越後から移封された会津上杉家の武将直江兼続とが連絡取り合って東西で挙兵した
新潟は今なお謙信公と慕われている
さすがの土地柄