12月2日 308キロ

最近やたらと定年後の事を考えるようになった

もとよりファッション業界で定年退職する人間なんて100人に1人
いるかいないか、ほとんどが途中で何らかの事情で業界去って行くんだけどね

肩たたき、倒産ならまだリタイアの立派な理由かも

洋服、流行に興味ないオトコが何を血迷ったか
アパレルに入ってきて人間関係だけで狭い業界を渡り歩いてる

オンナの世界だからオトコも若けりゃそれなりにチヤホヤもされるが
オッサンになったらミジメでね

ルミネ有楽町なんていまだに見てないオッサン、当然話題に乏しいし
昔話ばっかりで内容も迫力ないからホントつまらないのw

それって別に50代とかじゃなくて後輩の30代でもそういうのがいる

結局アパレルそのものに興味ないのがアパレルやってるっていう
不思議な世界

オレが新入社員の時に「この先輩ならすぐ食える、追い越せるよな」
っていう低いレベルの世界にいるとよっぽど心の持ちよう、自ら
グレードアップの努力してこなきゃならないわけで

だから年100万の学費出して東京モード学園に夜間通って
ハタチの学生たちと机並べて週3徹夜で課題やってたりしてきた

この半月、うちの会社を退職した先輩たちから立て続けに連絡あって
「一杯飲もう」ってお誘いあってね

要はリアルな生の業界情報知りたいワケよ

でも「食って」きた先輩にいまさら会いたい気持ちなんておきないわね

毎日夜10時まで働いてるから酒飲む暇ないですわってお断りすると
「この不景気な時になんでらぴ忙しいんだ?」って不思議がられるんだけど


表題の308キロ

北海道の釧路から滝川まで走ってる日本一長い距離を8時間かけて走る
普通電車「2429D」

この業界リタイアしたら頭の中真っ白にして何にも考えないで乗ってみたいな

一昨日乗ってた網走18時50分発→釧路22時53分着の釧網本線
4時間の移動、釧路に着いたときは乗客2人だった

周りはあたり一面銀世界の一両編成の電車の中でふと「業界リタイア後」
思ってた


ここまで書いてわかった

最近のオレブログ、やたら攻撃的になってたこと

たぶん今年も前年比で二ケタかそれに近い数字を営業として
達成するんだろう

東日本のセレクトショップ営業部隊で1番か2番の成績

それでもなんら満たされることのない気持ち

カラダ擦り切れるまで働いて、その代償で円形脱毛症になって、
クタクタになって、何を見ても感じない心になった

あと何年この業界にいられるんだろう