癒えることない痛み

話は止まらなかった

余震なお続く仙台

「少しは落ち着いてきましたか」とお取引先に聞こうと思ってご連絡を入れた

セレクトショップの店長いなくて初めてお話する販売員さん

「いとこがまだ行方不明なの」

「木の上に何か引っかかっていたから何だろうって見上げたら手足のない遺体だった」

「5才の子が流れてきた溺死体を見てショックで一週間声が出なくなったの」


もう掛ける言葉さえ見つからず、ただただお聞きしてるだけだった

周りはみんな同じ環境だからそんな話はかえってしないのかもしれない

東京の人間になんとかわかってほしい、って思ってのお話

受話器を静かに置いたあと、自然にうつむきながら歩く俺がいる




上を向いて歩こう

ラジオでこんなことを言っていた

下を向いて歩いてると自然にマイナス思考になっていくのが立証されてるらしい


「上を向いて歩く」ことはきっといいことなんだろう

そう言えば開花した桜さえ見てなかった気がする



癒えることない痛みならいっそ引き連れて

ミスチルの詩が自然に口を出たけど現実を前にしたらなんて空虚な歌に聞こえるんだろう


東北の子供たちは一生消すことの出来ない、癒えることのない痛みを背負ってこれから生きていく


少しでも早く「普通の生活」に戻れるようフォローするのがオレ達の責務なんだ



震災後1ヶ月、ロクなブログじゃなかった気がする

震災の話はこれからも書き留めておかなきゃならないんだろうけど

「普通」に戻ることも必要だと思うからこれからはなるべく本業の話中心に戻します


11年秋冬東京コレクションに出てるカミシマ チナミ

十勝出身なんだってね

1月の北海道出張でらぴの取引先のセレクトショップ2店にコーナー展開してあったけど

両方ともうるさ型のオーナーがいる店で(笑)

よく入れたなあって思ったらやっぱり半分応援の気持ちらしい

北海道人は暖かいなって感激したけどこれからは売れてナンボ、甘えちゃいけない

森ガールからはじまってearthーmusic全盛の昨今

もうリアルクロージングも鼻についてきた


着られない服は問題外だけどワンマイルウェアはシマラーに任せておいて

チャレンジしてくださいねチナミさん