4月11日 始動
震災から1ヶ月
3月決算の幕切れは散々たるありさまで
ここ十数年の積み重ねがすっとんだかのような感じ
震災来、お取引先オーナーの安否確認に追われた東北エリアの担当
やっと今後の商売継続の話し合いをしに行った矢先の震度6
仙台までレンタカーで入って機械式の駐車場に入れたら夜中の停電で車が出せずにホテルにカンヅメ
足がなけりゃ東北各地を回りようがない
東北中央部でもウィンドーが割れたとかの被害が出た
目立たないけど店頭売上不振なのは1日2回とか夕方6時から停電になる東京周辺エリア
夜なんて真っ暗になるから同僚は家に入るのに鍵穴を携帯の光かざして探してる
こんなんじゃセレクトショップに買い物する気なんておこらない
やっと先週あたり、デパートの店頭売上が前年比トントンまで持ち直してきたのに路面のセレクトショップは売上半減続出してる
案の定、商売継続断念する店もチラホラ出てきた
「なんとか再建を」って最初は前向きだった三陸のセレクトショップも最近トーンが弱くなってきてる
もうこうなりゃ被害の少なかったエリアの営業担当が力を合わせて売上作らなきゃならない
オレはお取引先の踏ん張りもあって4月は軽く前年クリアしそうだけど冗談じゃないわ
先月の大惨敗のこともあって30パー程度のアップじゃ腹の虫がおさまらない
滅ぶなら核のもとにてわれ死なむ
人智はそこに暗くこごれば
岡井隆がこの詩を書いたのが1983年
今は詩人や作家の誰もが現実を前にして言葉を失ってるけど
オレたちは言葉の修飾を生業としてるわけじゃない
実務家の端くれでも今、出来ることはあるだろう
きっと