3月31日 底力

28日から北海道出張

もう通算120回くらいの北海道出張だからお取引先のセレクトショップとはいまさら油っこい商談することもない

真っ先に感じたのは羽田空港から函館空港までのあまりの閑散さ

前回出張時の中国旧正月にあたる2月上旬に比べたら100分の1みたいな極端な観光客の少なさ

函館、札幌、小樽、旭山動物園旭川

あれだけ多かったアジア系の観光客が激減してる

湯の川、登別、洞爺湖

原発問題から団体の 観光客が一度に何百人単位でキャンセルしてる

どれだけ道内の景況感悪くなってるんだろうと出張前は覚悟してたけど意外にらぴの取引先は
健闘してる

前年で10パーくらいの売上落ち込みなら想定内

「3〜5月の3ヶ月でなんとか前年実績確保しようよ」と様々なアイデア、販促をご提案してきた

苦しいのは家賃の高いショッピングモールに多店舗展開してるセレクトショップ

月末に委託商品返品指示出したり早くも夏物商品キャンセルしてきてるらしい

さらに苦しいのは道内地場の現金問屋

震災当日夜に早くも東京や関西の取引先アパレルに支払い延期してきた道内大手の地場問屋も
あったけどアパレル側は
「被害のまだ全容わからない時期に震災にあったわけでもないのにいきなり支払い延期かよ」
ってカンカンに怒ってたな

でもセレクトショップが当座の現物買いが極端に減ってるのと
セットアップスーツがまるっきり販売チャンス逃してごっそり店頭に残ってるのが現状なら
支払い延期やむを得ないのかも




ただいま16時15分網走発20時07分釧路着予定の釧網本線
人影まばらな1両編成のワンマン電車の中

あたり一面、積雪で真っ白

東京で出荷始まった初夏物もここ北海道の夏物立ち上がりはゴールデンウイーク明け

名実ともに春はまだ遠いのかも