4月14日 現金問屋

今日は終日物流センター

お取引先オーナーが物流センターまでわざわざ仕入れにいらっしゃるんで待ち合わせ場所に行ったらオーナーが大きな風呂敷抱えて待っていらっしゃるw

聞けば朝イチに現金問屋に行って店頭ワゴン用の商品仕入れてきたとの事

オレブログの読者の方々のたぶん半分以上はファッション業界とは無縁の方と推測しますがここから先は業界的にナイショの話ですからよろしく(笑)

よくブティックの店頭にニットやカットソーが入ってるワゴンが置いてあるでしょう?

セレクトショップの店内のブランド品揃えとは全く別物の無名の、まあ聞いた事もないようなブランドの商品が並べてあります。

多くの場合、中国製でセールプライスが1900円だったり2900円だったり裾値に9が付いてます。

本当は(黒字で)4900円→(赤字で)2900円とか法律で書いちゃいけないことになってますw
4900円で少しの期間でも売ったことのない商品だから(笑)

っていうかその4900円がテキトーそのもの(笑)

ワゴン商品の仕入れは秋葉原近くの浅草橋や横山町あたりの現金問屋街で仕入れすることが多くて1着数百円とか1000円ちょっとくらいで仕入れてそれをオーナーが商品の顔見ながらセールプライス付けていく。
だから正価4900円なんて後付けね(笑)

1着800円ならセールプライス1900円とか、だいたい2倍ちょっとかな?
ここに経営者の才覚とか目利きとかが出てきます

この商品は売れそうだから高く設定しようとか(笑)
欲が絡むと高くプライス設定しすぎてあっという間に在庫の山w

現金問屋相手に返品もクレジット払いも通用しないからそこは真剣勝負。

ワゴン商品で月に50万も売ればパート、アルバイトの人件費が2人分くらいでるしw

当たれば儲けは仕入れ値の倍、ハズレればいくら安く仕入れたからといって資金効率が悪くなるw

粗利50%取れる業界そうあるものじゃなく、ここに昔から「ファッション業界は昼間の水商売」って言われるユエンですわ

そういう事でらぴのお取引先も4月の店頭売上げ苦戦の中、足で稼ごうってことなんでしょう。
午前中に仕入れて午後にその商品を売る。
儲けた分のそのお金を次の仕入れ代金に充てたり、らぴに一杯ご馳走したり(笑)
こういう店はどんな不景気でも倒産しませんね

昔はそんな健全な店が今より多かったような気がします