3月17日 コウメイ

戦後日本の理論的支柱 吉本隆明氏死す

よしもとばななさんの父親だった

マルクス共産主義を痛烈に批判してた

もちろんらぴも「共同幻想論」読んだけどまるっきり頭の中スルーしたのは何故だったろうか

高橋和巳や毛色は違っても寺山修司や「堕落論」の坂口安吾、三島、小田実の方がスッと入ってきたのは彼らが書く文章に「人間の弱さ」が感じられたからなのかな

思えば4月の初登校の日、大学生協で最初に手に取った高橋和巳の分厚い「邪宗門」がらぴの人生変えた

けれど思想信条左派なのに、読む本は右も左も関係なかったな

弱いらぴはその弱さを隠すために理論武装しようとしてたんだろう

そのためのひとつがヨシモトタカアキ

らぴは最初タカアキを誤ってコウメイと覚えてて、しばらくコウメイ、コウメイと言っていた

反体制派なら古臭いタカアキよりコウメイの方がカッコいいなんて勝手に思ってたんだろう

二世代も前の先輩たちと同じように共同幻想論片手に大学通ってた

結局はその本、ファッションの雑貨みたいなモノだったんだ


今日、息子の「タカ」は11才の誕生日

来月から小学校6年生

急激に身長伸びて、もう見下ろすってカンジじゃなくなってきた

タカが共同幻想論片手に大学通うようになったらもう親は手に負えなくなる(笑)