5月31日 懐疑

今日の株式市場、先週の中国企業レナウン出資の報道ネタを蒸し返してレナウンとグループのルック
(旧レナウンルック)がストップ高

どこもかしこも救いの女神扱いかw


週末は休みだったけど日本海方面に泊まりで出張
気温13度は骨身に染みる寒さだった

お取引先のセレクトショップ、異口同音に連休明けの売上好調の貯金をはたいてこの10日間失速


出張から帰って出社してみたら、らぴんちの百貨店部隊も含めて同業者もそこら中先月に続いての売上前年割れ

寒さのせいにしてるけど本当なんだろうか


出張先で聞いた話

前はお店の主力顧客だった60ー60才の層が年金不安で買い渋るようになった

熟年狙いのセレクトショップ、誰もが自分たちの行く末に疑いをもってきたような気がする


もう少し若いセレクトショップのオーナーは今の20〜30代は前の世代ほど洋服に
お金をかけなくなったって

そりゃそうだわな

それ聞いて思い出したのが10年くらい前だかユニクロの柳井さん(当時社長)が
証券会社のアナリスト相手に開いた企業説明会

今を時めく当時急成長の企業(まだ海外進出はおろか銀座にも出店してなかった時代)、
トヨタ並にアナリスト数百人集まって熱気ムンムンその中にらぴさんのヨメもいた

場慣れしてなくて多少緊張気味の柳井さんこう言ったね

「うちはファッションで売ってるわけじゃない。うちの商品は取り替え自由な部品です」

説明会から帰ってきたヨメからそれ聞いて呆れるどころか吐き気すら感じたことを思い出す

今のユニクロ、下着みたいな出来映えだけど少しはファッション性感じて買ってる客多いんじゃね-の?

ファッション性ないなら確かに生地の切れっ端、ある意味部品には違いない


そんな言葉、言った本人も忘れてるかもしれない

でも何かにこだわってきたから専門店、自分の立ち位置があったんじゃないのか
勝てば官軍、売上目標一兆円もいいけどそんな言葉は昔のダイエー三越抜いて小売業一番店って言ったのと
大して違わない気がする