4月8日 老オーナー
昨日から3月に続いて秋物展示会
今週はデザイナーズブランド中心、昨日の初日は全体的にご来客が多かったなあww
4月に入ってからも百貨店やセレクトショップの店頭売り上げはメタメタで
前年比で20%ダウンは普通の出来事wwらぴが入社以来の酷さですが・・・
これも新年から3ヶ月連続だと悪さ加減に人間慣れてくるのか、
なんか皆さん諦めの心境のご様子w
天候の回復のせいもあって展示会のご注文は思いのほか良くて、
振り返ってみると3月がマインドの底だったのかもw
昨日はわざわざ北海道からうちの展示会だけの為にご来社頂いたセレクトショップが
2店あったw
最初に苫小牧のお店がご来社されて帰り際に受付で稚内のセレクトショップの女性オーナーとすれ違った。
苫小牧の女性オーナーWさん「あら?稚内のSさんじゃないの?」
稚内のWさん、声をかけられてキョトンとしている。
オレ「えー?Wオーナー、稚内のSさんご存知なんですか!」
同じ北海道とはいえ、最北端の稚内と苫小牧じゃ接点ないはず。
というより稚内のSさんはご主人が先月急死されて高齢の奥様が急きょお店を引き継がれたんです。
仕入れ担当のご主人が東京出張されてたから展示会で苫小牧のWオーナーと面識あっても
その奥様を知ってるわけがない。
ここではじめてSオーナー、気がつかれた。
「あ〜っWさん!お久しぶり!もう40年ぶり?」
ヨ、ヨンジュウネンぶり!も〜オレびっくりw
テーブルに同席していただきお二人の昔話をお聞きした。
聞けば苫小牧のWさんは稚内に嫁がれて自宅のすぐそばにある市内の老舗のセレクトショップSさんのお店の顧客だったらしい。
それが45年前のこと!
結婚されて5年後にWさんのご主人が病死され、まだ30才そこそこだったWさんが
苫小牧にブティックを開業された。
再婚もされず、まじめ一筋に今や押しも押されぬ一流ブティックに。
仕入先メーカー数社と重なっていたからWさんはSさんのご主人とはたまに声を交わしていたらしい
Sさんのご主人が先月、自宅で急死され正直らぴは「Sさん、後継者もいらっしゃらないから廃業か」って覚悟していた。
それがお客様から励まされお店を継続することをご決断。数十年ぶりに仕入れをする事になった。
それが今回の東京出張、そして40年ぶりのWさんとの再会ってw
他メーカーからSさんのご主人急死の報をご存知だったWさん
「まだまだこれからよ。お互い頑張ろうね」って手を取り合って
Sさん思わずホロっと涙・・
なんか展示会場のらぴのテーブルだけビジネスとは違う、暖かい空気が流れていました。