3月30日 「右手にそろばん」

「左手に感性」って続くんですがね

古くからファッション業界に伝わってきた言葉w

この業界、自己流の感性だけで突っ走る勘違い人間多い。
この手の人種は凹ませるの簡単で目の前に過去3年程度の消化率データ見せりゃ
すぐ黙りこくる。

いかに自分が現場知らないで頭でっかちになってるか、もう一発でわかる。

オレがここで期待してるのは「らぴさん、そうはおっしゃいますがそんなデータ過去のもの。今年はこれでGOしたいんです!!」っていう商品企画チームの強い信念。
そう言ってくれればオレも「じゃあ、今年はこれとこれはチャレンジしよう」って前向きな議論になる。

逆に「この人本当にファッションに興味あるの?」っていう背広組はデータ分析オンリーの前年売筋フォロー型。
「これは去年売れたから今年も」って・・まあどっちかというと冒険しない、人間的につまらないリーマンに多い。

このタイプ、現場から離れてるからファッションの流れがわかってないのにやたら発言力強い管理職に多いからタチが悪い。
何の新鮮さも打ち出せず、ブランドの同質化が起こるのはこういったタイプがトップになってる場合ね。
だいたい売れなくなってそのブランド、廃止になっちゃいますw

10年以上前、オレがアパレル業界で流行らせたのが「柳の下にドジョウは2年半」って言葉。
どんな売筋商品でも翌年には最初の年の70%しか売れず、翌々年にはそのまた半分も売れないって経験則から作った言葉だけどw
特に男はトシいくとだんだんデータ分析型になるから注意しないとね・・

右手にそろばん、左手に感性

難しいけどある程度は経験ないと両立しない言葉です。
駆け出しの頃、オレを育ててくれたスーパーウーマン上司は
「アパレルの営業は遊ばないとダメ」って言った理由が最近、少しはわかるようになったかなw

最初はオンナ遊びのことかと思ってましたがね(笑)